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しおじり協働通信「トトモニ」2022年度第3号に掲載されました!
この度、しおじり協働通信「トトモニ」の取材を受け、2022年度第3号に特集していただきました。スタッフの出会いから、活動において大事にしている思い、これまでの活動内容、そして今後の夢までが語られています。私たちは一人ひとりみんな大切な人。いろんな違いを超えて、ともに夢中になって学び合える場であり続けたいと、この取材を受け私たちスタッフも気持ちを新たにしました。
2022年度第3号「トトモニ」より抜粋
夢中になれる時間を大切に hontoのmanabi
令和3年の春に活動を始め、今では嬉しい悲鳴をあげるほどに参加希望者が増えている、子ども達に大人気の学びの場「hontoのmanabi」についてお話を伺いました。
活動を始めたきっかけは、教師をしていた3人の出会いから。図工が専門で、この会の代表でもある小澤和子さんと、英語が専門の高谷奈央子さん、そして、家庭科が専門の横田みゆきさんです。
「同じ学校で勤めていたことがあり、その際に話をするなかで、お互いの教育観が一致していたんです」と3人は振り返ります。その教育観とは、いろんな違いを超えて、みんなが一緒に安心して学び合える場が必要であるということ。そして、「楽しかった!」と夢中になることができる時間こそが学びにつながるということ。この夢中になる時間をたくさん経験することが、子ども達の自己肯定感を育み、自分自身を認め、大切にすることができるという心の根っこを育てることにつながると考え、これまで数多くのワークショップを開催してきました。
いろんな材料を使って、自分がつくりたいものをつくりたいようにつくる「おもいっきり自由工作」や、自分の名前を題材にしてデザインをする「自分の名前を絵にしよう」、神奈川県から特別講師がやってくる「ハンドベルの世界へようこそ」等など、本当に多彩な内容のワークショップを実施しています。
「今は、図工系に少し偏ってはいますが、本当に楽しい時間を過ごしてもらうことを目指しているので、今後は他の分野にも活動を広げていきたい」と小澤さんは熱く語ります。
学校の現場で働いていたからこそ、学校の重要性と課題を感じているという3人。本来であれば、学校での学びで子ども達が夢中になれるのが理想です。ですが、なかなかそうはいかないという現状から、地域でワークショップを開催することに。「地域で行うと、他の学校の子や異学年の子と交流しながら体験できるので、学校とは違う良さがある」ことに気づいたそうです。また、来年度中学生や高校生になる子もスタッフとして関わりたいとの声もあり、大きくなって離れていくのではなく、こうした繋がりが残ることが嬉しいところです。子ども達にとっての居場所になりつつあると感じています。「今日、ここに来たことで、こんなことができるようになった!という居場所にしていきたいです」と、子ども達に寄り添いながら活動をしています。
また、「こうした学びは一過性ではなく、日常的に行われることが理想」との考えから、将来的には私立学校の運営もできればと夢を語ってくれました。まだまだ人材や金銭面で課題はあるものの、小澤さんの中にはしっかりとしたイメージが出来上がっているとのことでした。
学びの環境によって、成長の仕方が変わると実感しているからこそ、子ども達が長い時間を過ごす学校のあり方を考え続け、理想の学校づくりを目指しています。